先日、しばらく連絡を取っていなかった友人から連絡があり近況を報告し合うという出来事がありました。
一部の会話を抜粋します。
「実は結婚することになってね」
「ほう、よかったじゃないの」
「いや、そうでもないよ。先が不安なんだよね」
「と、いうと?」
「貯金も少ないし、子育てとか初めてだし、将来が想像できないんだよね」
「貯金結構あるんじゃなかったっけ?」
「いや、そこそこだよ。でも貯金っていくらあっても不安なんだろうなぁ」
「なんか贅沢な悩みだなぁ」
「そっちは貯金とかしてるの?」
「現在残高178円」
「なにそれ。大丈夫なの?」
「まぁまぁ」
「なんかいいなぁ、宇野君はプラプラしてて」
「プラプラとな」
「うん。プラプラしてるよ」
「プラプラねぇ、、、」
_____と、とりあえずここまで。
結局この話は現状貯金も無いプラプラした人間が余裕こいてるんだから
あまり心配するのが馬鹿らしいという結論に至って終わったのだけれども、
要するに、『貯金が無い人はプラプラしている』という事らしいんですわ。
いや実際恐らくはそう大きく間違った表現では無いのですが、
僕はこの『プラプラ』がどうも引っかかってたんですね。
というのも、『プラプラ』ってなんかめちゃくちゃ軽い感じのイメージじゃあないですか。
結構堅実に生きてるつもりなのになぁ、、、という思いから今日一日ずっと頭がプラプラしてました。
まずですね、『プラ』だけでもすごい軽いイメージがあるんですよ。
プラモデル、プラスチック、天プラ、プラズマ、プラナリア、、、
いずれも重量感の欠片すら感じません。
こんな『プラ』がよりにもよって2つも並ぶ言葉それが『プラプラ』なんですよ。
で、この『プラプラ』って言葉、
辞書とかには登録されていない単語なんですよね(宇野調べ)
半濁点を抜いた『フラフラ』はデジタル大辞典の解説によると、
1 揺れ動いて安定しないさま。「悪路でハンドルが―する」
2 からだに力がはいらないさま。意識がはっきりしないさま。「熱で―する」「―した足どり」
3 自覚や目的のないまま行動するさま。「―と誘いに乗る」「盛り場を―する」
4 態度が定まらないさま。「方針が―する」
と、いった記載があり、
先の会話においては『3 自覚や目的のないまま行動するさま』
もしくは『4 態度が定まらないさま』のどちらかが近い意味にあたるかと思います。
とりあえず『3 自覚や目的のないまま行動するさま』を先の会話に代入してみましょう。
「そっちは貯金とかしてるの?」
「現在残高178円」
「なにそれ。大丈夫なの?」
「まぁまぁ」
「なんかいいなぁ、宇野君は自覚や目的のないまま行動してて」
「自覚や目的のないまま行動とな」
「うん。自覚や目的のないまま行動してるよ」
こうして見ると偉く小馬鹿にされたような感覚に襲われました。
友人同士の会話だから多少悔しい位で済みますが、
これが例えば初対面の人間に、
「自覚や目的のないまま行動してるね」
なんて言われたとしたら喧嘩になっても全然おかしくは無いです。
気の短い人間だったら怒り狂って髪の毛を引っ張り罵声を浴びせるくらいしてもおかしくは無いです。
ただ、実際に初対面の人間同士で「あなたはプラプラしている」と言ったり言われたりはあると思うんですよね。
これが喧嘩にならないのは『プラプラ』というオブラートな表現に包んであるからであって、
つまり言葉自体がすごく軽ーく聞こえるから、いざこざが起きにくくなっているとも言える訳です。
いや、軽い表現って便利ですね。
もっと言葉や世の中がプラプラしたら世界は平和に包まれるのかもしれません。
その場合、世界平和自体もプラプラしたものになりますがね。
ちなみに、調べていて見つけたのですが、
プラチナ萬年筆株式会社が製造・販売する油性ボールペンに『プラプラ』という商品が存在しました。
全6種類だそうです。
だからなんだって話です。
丸だから、゜=良い意味で を代入してみよう。あっという間に「プラ」ス 思考。(Twitterより)